A:卵子は体の中で女性ホルモンの影響を受けながら育っていきます。
生理痛や基礎体温表に乱れが見られる方はホルモンバランスの悪さや体の冷えが考えられ、そのため卵子の発育が悪くなることもあります。女性が赤ちゃんを授かるためには「整ったバランスの良い体」つまり「体内で赤ちゃんを育てる余裕のある体」をきちんと作ることが大切ですね。これは不妊に限らずすべての女性の体にとっても重要なことなのです。
「北風と太陽」の寓話をご存じでしょうか。旅人のマントを脱がしたい時に強風で吹き飛ばすのか、それともぽかぽかと暖めて自発的に脱がすのかと言うお話しです。もし強い薬の力で強制的に卵巣から卵子をはぎ取っても、それで卵巣が無理をして弱ってしまえばきちんと次の卵子を育てられないかもしれません。その逆にゆっくり体を温め血の流れを改善すれば卵巣は自発的に卵子を育てて継続的に排卵することが可能になるかもしれません。もちろん北風の方法が上手くいくこともあります。ですが太陽の方法の方が女性本来の体を取り戻す方法といえるのではないでしょうか?女性の体は非常にデリケートです。心配事があればすぐにホルモンに影響します。時間という不安もあるでしょう。けれど1度深呼吸をして、まず自分の体作りを一緒に考えてみませんか?