0120-27-0078

月~金10:00~18:00 土10:00~17:00
定休日:日曜日・祝日

TOP > 症状別漢方相談 > 子宝・不妊

子宝・不妊

ママになるための今できる選択

きっと貴女はステキなママになることが出来るから。
これから赤ちゃんを迎えようとする自分自身に妊娠・出産を迎えるためのココロとカラダの準備をしましょう。

私たちは心身のバランスを整えて、
“赤ちゃんを迎えるための身体づくり”をお手伝いしています。

いつか産みたいでは手遅れになるの

現在日本では7組に1組が不妊治療を受けていると言われています。その内、体外受精は年間10万件以上です。
現在では、年間2万人近くの赤ちゃんが生まれています。不妊症とは、なんら避妊の手段を講じてないのにもかかわらず、1年間妊娠にいたらない場合を医学的に不妊症と定義します。ほんの20年前は、20代後半で独身だとかなり肩身の狭い思いをしていたはずですが、今や女性も仕事してキャリアを積み、晩婚化が進むと同時に仕事を優先するあまり出産が先送りされ、いざ子供が欲しいと思っても中々妊娠出来ない現状があります。

赤ちゃんが来てくれるために一番大切なことは、あなた自身です。
自然妊娠や人口受精・体外受精・顕微受精・・・どれを選択するとしてもあなた自身が心身ともに健康であることが大切です。
美味しい野菜や果物を作るためには、良い土壌、水、種がそろわないとできません。良い土壌づくりは種をまく前から行い、できあがった土壌に種をまいたらそれで終わりではありせん。作物の収穫までは、水やりや雑草の除去などこまめな手入れが必要です。また、早く作物を採りたいからといって、肥料をたくさんあげてもいけません。
これらは子宮や卵巣も同じ事、子宮は赤ちゃんを育てるための土です。充分な血液で満たされたフワフワで温かい子宮は、赤ちゃんにとって居心地が良く育ちも違ってきます。
まずは赤ちゃんを迎えるため、カラダづくりから始めましょう。
「心身ともに美しく健やかに」
とてもシンプルで、オレンジ薬房がいつも大切にしていることです。
漢方で身体づくりをするこということは、赤ちゃんのためそしてあなた自身のためにもなり、妊娠中、また産後の母子の健康にも大きく関わってきます。

子宝相談

オレンジ薬房は、個別カウンセリングのお店です。じっくりお話をうかがい(初回一時間程度になります)その方の体質、体調、生活習慣などに合わせてお薬をお選びします。また、わからない事・不安な事を残さないよう、あなたが前を向いて進んでいけるように…そっと寄り添います。身体づくりは、人それぞれ方法も期間も違いますが、お客様にとって最善の方法をご提案させていただきます。

ステップ1 まずはお電話でご予約ください

「子宝相談(漢方相談)の予約で」とお伝えください。
ご相談の初回は約1〜2時間かかることが多いです。プライバシーに配慮した個室での相談です。
基礎体温のグラフや服用しているお薬があればお薬の名前がわかるものをご持参ください。
いきなり電話をするのはちょっと恥ずかしいまたは、緊張するな〜という方は、メールアドレスorange-1@if-n.ne.jp、または予約専用ページよりご予約を承ることもできます。
※予約専用ページはこちら

ステップ2 カウンセリングをします

問診票の記入をお願いしています。日頃気になっていることや病院での治療経歴などわかる範囲でお答えください。
問診票と基礎体温のグラフを元に、もう少し詳しく体調をお聞きします。
女性同士なので些細なことでも、恥ずかしいと思われるようなことでもご遠慮なさらないでください。そのほか生活習慣やお食事についてもお聞きします。これらの情報から今のあなたのお体の状態を説明いたします。
漢方の説明や養生法、治療の方針、婦人科の検査など少しでも早く子宝が授かるように情報提供してまいります。
当店はお客様情報の守秘義務を尊守いたします。

ステップ3 漢方処方します

体質の改善をするために必要な処方を提案いたします。
飲み方や期待している効能、ご予算などとすりあわせを行い、納得のいく漢方をお選びください。

ステップ4 体調の変化をチェック

お客様一人一人のカルテを作成し、ご来店の度にお体の状況をお聞きします。
目安としては1〜2ヶ月に1回は体調の変化をお聞かせください。新たに気になったことや疑問があればそのときでも、またはお電話でも対応いたします。
遠方の方や、なかなかお店に行けないという方には、漢方を代引きでお送りしています。(10,000円以上のご注文で送料無料)

子宝相談に多い症状のタイプ

血虚(けっきょ)

『血』が充実していると身体に潤いがでてきます。髪がサラサラ感、お肌がすべすべ感は、しっかり栄養が補給されている証拠。また、『血』が不足すると、不安感、イライラしたりと精神のバランスがくずれやすくなります。毎月、生理による出血がある女性は、男性より血が不足しやすいのです。
とくに偏食しがちな人、食生活に偏りがある人は、血のもととなる栄養がとれず、血の不足を招きます。このように血が不足した状態を「血虚(けっきょ)」といいます。また月経過多などによって血虚になる場合もあります。血の不足は、貧血検査の成分的なものではなく、全体量がその人に必要な量を満たしているかどうかに関係しています。

特徴
  • 顔色が白っぽく、肌がくすみがち
  • 皮膚が乾燥しやすい
  • 爪が薄く、割れやすい
  • かすみ目、ドライアイ、目が疲れやすい
  • 年中冷えを感じている
  • めまいや立ちくらみがする
  • 生理の量が少なく、色が淡い
  • 生理周期が長くなる
  • 生理中・後に腹痛がある
  • 寝つきがわるく、夢が多い
  • 気持ちのざわつき、不安感がある

瘀血(おけつ)

「瘀血(おけつ)」は、ふだんはスムーズに流れている血が、何らかの原因で滞ってしまった状態です。原因はさまざまですが、若い女性にもっとも多いのは、冷えによって血行が悪くなるケース。
このほか、血とともに体じゅうをめぐっている気の不足や滞り(気虚・気滞)、あるいは血の不足(血虚)や水の滞り(痰湿)から、瘀血に発展する場合もあります。瘀血を放っておくと、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣膿腫などの病気に発展することもあるので、できるだけ早めに対策を立てることが大切です。

特徴
  • クマ・シミができやすい
  • 顔色、唇などが紫がかっている
  • 肩こり、頭痛がある
  • 生理の始まり頃から生理痛がつらい
  • 経血が暗い色で、かたまりがまじる
  • 経血がドロッとして出方がスムーズでない
  • 子宮内膜症や子宮筋腫がある
  • 生理前のイライラが強い

腎虚(じんきょ)

中医学では、「腎」とは生命力、活力の源です。「腎」には、人の成長や発育を促進し、性行為、妊娠、出産などの生殖機能や、若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる物質である「精(せい)」が蓄えられています。「腎」の「精」が十分にあれば、女性の月経・妊娠、出産、授乳は正常に機能します。もし腎精が不足すれば、「腎虚(じんきょ)」という状態になり、不妊や閉経などの原因となります。
「腎虚」は簡単に言えば「老化」のことです。最近は男女問わず、若くても腎虚の方が多くみられます。

特徴
  • いつも強い冷えを感じている
  • 耳鳴りやめまいがする
  • 睡眠時間が短い
  • 白髪が急激に増える
  • トイレが近い
  • 生理周期が乱れる
  • 経血の量がすくない
  • 驚きやすく、不安感がある
あなたの基礎体温は?

女性の身体はホルモンの影響を受けたリズムがあります。このリズムを把握することは自分自身の身体の状態を知る上でとても大切なことです。
基礎体温は女性の身体のバロメーターです。ぜひ毎朝の検温を習慣づけましょう。

※基礎体温表をダウンロード(PDF)

基礎体温の測り方

朝起きたすぐに横になったままで測りましょう。
婦人体温計で舌下に入れて測り、記録を忘れずに。何か気になることがあったら必ず体温表に書いておきましょう。

体温が上がらず一層のまま
体温が上がらず一層のまま
通常は、基礎体温をつけていくと周期の前半より後半に体温が高くなります。その差は0.3〜0.6℃程度に。特に排卵後はプロゲステロンの働きで体温は上昇していきます。その上昇が見られないと無排卵の可能性があり、西洋医学では卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン血症などが原因と考えられます。ホルモンのバランスがくずれています。補腎、補血、活血が必要です。
高温期が長い
高温期が長い
月経周期が24~26日型の人に低温期が10~12日と短いケースの場合は、高温期が長く、その分低温期が短い状態です。卵がちゃんと成熟していないことが考えられます。しかし、こういう場合でも、低温期、高温期がはっきり分かれる二層性の基礎体温で、超音波検査で排卵前後の卵胞の大きさが確認されていれば、あまり心配はありません。高温期が長くなったら妊娠している可能性があります。高温期が3週間続いたら、妊娠判定検査薬を使ってみましょう。また、精神的なストレスや肉体疲労によって、妊娠していないのに高温期が長くなることがあります。しっかりと体を休めるようにし、冷えにも注意しましょう。
高温期が短い
高温期が短い
排卵が起こっていても排卵後に卵巣にできた黄体がうまく働かないことがあります。これを黄体機能不全といい、高温期が9日以内の場合は可能性があります。またプロゲステロンに対する感受性の低い人も体温が上昇しない傾向があります。高温期が短いと、未成熟の排卵や黄体ホルモンの機能不全が考えられます。ですので、高温期が長い場合と同様に、早めの検査をおすすめします。冷えが原因で体温が上がりにくい場合があります。気血が不足しているのでそれを補う事が大事です。
体温がバラバラではっきりしない
高温期が短い
このようなグラフは、ストレスが多く自律神経が不安定な方にしばしばみられます。高プロラクチン血症(PRL)、月経前緊張症候群(PMS)、自律神経失調症などが考えられます。全体的に低温で、グラフがギザギザになっている時は、いわゆる無排卵です。原因として卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣(PCO)、高プロラクチン血症(PRL)などが考えられます。生活が不規則な人は、睡眠時間や体調、検温した時刻なども記入するようにしましょう。寝不足や疲れている時は体温が高くなったり、早く起きた時は体温が低くなったりします。肝気が乱れているため、体温も安定出来ません。肝気を整えてストレスを和らげる事が大切です。

生理のトラブル

体の不調の原因は、主にストレス、食の乱れ、不規則な睡眠などがあげられます。そんな毎日を積み重ねているうちに体へのダメージも徐々に進み何らかの症状として現れてきます。女性の場合は、生理のトラブルとしても実感される方が多いでしょう。生理は子宮の力を測るバロメーターになります。妊娠を希望される方は特に子宮の力が気になるところですよね。個人差はありますが、次のような状態には注意が必要です。

無月経症

18才をすぎても生理がこない先天的なものと、今まできていたのになくなった状態を3ヶ月以上すごされている後天的な場合の2通りがあります。後天的な場合は女性ホルモンや卵巣、子宮のトラブルなどの原因が考えられます。また、ストレスなどにより起こる場合もあります。早めにご相談ください。

生理不順

生理と生理のあいだが25日未満だったり、逆に39日以上ある場合を生理不順といいます。適切な期間で生理が来ない場合には、排卵が起こっていない可能性もあります。また生理不順は不妊の原因の1つでもあるので、おかしいな?と思う方はご相談ください。

不正出血

生理中以外の期間に出血する場合は、うまく排卵が行われていなかったり子宮内膜症や子宮筋腫、その他の卵巣や子宮にトラブルがある可能性があります。また、経血の色も茶色いおりものだったり、色や量にも個人差があります。気になる方は、早めにご相談ください。

生理痛

下腹部の重みなど、生理中は多少の違和感がありますが、それが立ってもいられず寝込んでしまうほどや貧血を引き起こすほどの場合は、子宮内膜症や子宮筋腫が原因の場合もあります。日常生活にも支障がでるようなら、早めにご相談ください。

月経前症候群

生理前の黄体期に心や体にさまざまな症状がでて、生理がくると治まる場合を月経前症候群(PMS)といいます。症状には個人差がありますが、ホルモンバランスが悪い方は症状が強くでる場合が多いです。生理後でも症状が続くようであれば別の病気の可能性があります。早めにご相談ください。

妊娠するためにはとても大切な子宮と卵巣。病院での検査も大切ですが、自分の体の異変は自分で早く気づけるようになったほうがいいですよね。
赤ちゃんがなかなか授からない原因とされる子宮・卵巣の病気を理解しておきましょう。

子宮内膜症

本来は子宮の内側にある子宮内膜が、子宮以外の周辺の組織で増殖してしまう病気のこと。卵管や卵巣近くにできてしまうと、排卵は正しく行われず不妊の原因に。30代以降の女性に多く、症状は激しい生理痛が特徴です。放っておくと卵巣に血液が溜まりチョコレートのう腫と呼ばれるものができるなどして、手術が必要になる事もあります。

子宮筋腫

子宮にできる良性のこぶ状の腫瘍のこと。症状としては、生理時の出血が増えたり、下腹部痛、腰痛、頻尿、便秘のほか、ひどくなると貧血を引き起こしたりもします。大きなこぶがあったり数が多いと、受精卵が着床しにくくなるので、不妊の原因になることもあります。治療は投薬のほか、ひどくなると手術をして腫瘍を取ることも行います。

卵巣膿腫

卵巣内部に分泌液や粘液、脂肪などがたまっててきる良性の腫瘍のことですが、まれに悪性の場合もあるので、まずは検査が必要です。子宮内膜症が原因でできることもあります。大きくなってくると、下腹部が膨らんだりしこりを感じたり、痛みを伴ったりします。症状がひどい場合には手術をして卵巣ごと摘出します。

子宮頸癌

子宮の入り口である子宮頸部にできるがんのこと。セックスの経験がある女性ならだれでもなる可能性があり、初期はとくに自覚症状はありません。進行すると不正出血やおりものの量が増えたり、セックスのときの出血などが見られますが、そこまでいくと命にかかわることもあります。予防のためにも定期的な検診を受けるようにしましょう。

卵巣がん

良性の卵巣のう腫に対して悪性のものが卵巣がんです。卵巣にできる腫瘍のうち1割弱は卵巣がんに変わることもあります。進行すると腹部に膨満感や痛みなどを伴います。40代から増えはじめ早期発見が難しい病気ですが、家族に経験者がいたり、妊娠・出産の経験がない女性に発症するリスクが多いと言われています。

老化について

近年、卵子の老化が話題になっていますが、子宮も同様に老化していきます。
年齢を重ねると子宮内膜がでこぼこになり、筋腫やポリープができやすく、受精卵が着床する確率はグンと下がります。

ママになるための準備には時間がががります。少しでも早くはじめて、-5才の子宮をめざしましょう。
子宝温熱
子宝温熱
遠赤外線を発する特殊な器械を使用し、身体に熱を注入する療法です。
子宝に関係のあるツボを中心に熱を注入していきます。
子宝に冷えは大敵、身体が冷えていると生理不順や自律神経、ホルモンバランスもみだれた状態に。さらに身体が冷えきった状態では卵胞もしっかり育たず成熟した卵ができません。低体温をしっかり改善して日頃の何となく調子悪い感じを吹き飛ばし心も身体も元気を取り戻しましょう。そして妊娠する力を着実に増やしましょう。
※子宝温熱の症例
子宝温灸
子宝温熱
温灸(おんきゅう)とは、経穴(つぼ)と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与える療法です。子宝に必要なお腹のつぼ(妊娠三穴)を温灸で温めて子宮や卵巣の血流を良くし、また耳や「人迎(じんげい)」に温灸をすることで、自律神経を整えてリラックスする効果も期待出来ます。
最大5個の温灸器を順番に移動させて身体全身を温めていきます。
※温灸の症例

子宝温熱・子宝温灸の詳細はこちら

子宝のお守り「オレンジ色のさるぼぼ」
子宝のお守り「オレンジ色のさるぼぼ」

オレンジ薬房のある飛騨高山には「さるぼぼ」というお守りがあります。
さるぼぼは、飛騨高山に古くから伝わる子供のためのお人形さんです。お母さんやお婆ちゃんが生まれてくる子供のために作ったり、女の子が最初の針仕事を覚えるために一緒に作ったりして、お嫁入り道具として持っていく事がありました。
さるぼぼとは飛騨の言葉で猿の赤ちゃんという意味で、昔は赤い布で作ったのでこう呼ばれました。しかし今は色々な色で作られ、その内オレンジ色のさるぼぼは子宝のお守りと言われています。
ご覧のようにさるぼぼには顔がありません。それは持つ人の気持ちを反映するためと言われています。
なので毎日を笑顔で過ごしていただければ、きっと笑顔の可愛い赤ちゃんを授かることでしょう。