A:心臓には問題が無いのに胸の痛みや圧迫感、動悸、息苦しさ、目まいなど、狭心症や不整脈のような症状にみまわれるのを「心臓神経症」といいます。でもこれは命に関わる様なものではありませんのでまずはご安心ください。ご存知のように心臓の心拍数は運動などの体への負荷の他、驚きや緊張あるいは恋のトキメキのようにメンタルな影響を受けます。驚きや恋などその原因が自覚できれば良いのですが、心臓神経症の原因はストレスや疲労またはホルモン失調や自律神経の乱れといわれ、これらはあまり自覚できない場合が多いのです。なんでもない時に心臓がドキドキすればこれはちょっと不安になってしまいますよね。そしてその不安が更にストレスになって心臓神経症を悪化させたりします。さて解決方法ですが、ここで東洋医学が役立ちます。西洋医学では脳神経と心臓を別々の臓器と考え対処しますが、東洋医学では昔から心臓を「心の臓=こころの臓器」としてとらえてきました。つまりストレスや不安、自律神経などの精神への影響が心臓の症状として出るということを織り込んで解決方法を考えてきたのです。一度東洋医学を試してみてはいかがでしょうか。
Q:1年くらい前から運動もしていないのに時々急に心臓がドキドキして心拍数が上がります。病院では心臓に異常はなく精神的なものだと言われたのですが原因が思い当たりません。(58才・主婦
2023.03.09