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Q:12月の寒波以来、冷え性がひどくなった気がします。特に下半身が冷たく足元なんかもう氷に浸かっているような感じです。手も冷たいしでも顔は逆にほてる気がします。Hさん(女性・32歳)

2023.02.07

A:人間の体温を維持する仕組みは、まず筋肉・肝臓・脳など発熱量の多い臓器でつくられた熱が、血液によって発熱の低い部位に運ばれることで成り立っています。ところがこの血液の流れが寒さなどのストレスによって阻害されると熱の分布がかたよってしまい、体温の低い部分が生じてしまいます。これが手足の先や腰・腹部など発熱する臓器の少ない部分が冷える原因です。実は顔のほてりも同じ原因で、こちらは脳という発熱臓器が頭部にあるので逆に熱がこもってしまうのです。

こういった血流の不全を東洋医学では「瘀血=おけつ」と言い、さまざまな症状の原因となります。例えば「しもやけ」とか「坐骨神経痛」などは瘀血の症状の典型例と言えますね。また女性の場合は瘀血が原因の生理痛・生理不順・のぼせなど、ホルモンバランスの崩れがもたらす症状に悩まされることも多いのです。治療方法としては寒さというストレスを緩和すると同時に、起きてしまった瘀血を解消することがポイントとなりますが、幸い東洋医学には温灸や温熱療法、漢方薬など瘀血の解消に役立つ方法が多くあります。