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Q:不妊の治療を始めて3年がたちます。年齢的にも病院での治療はまだあきらめたくないのですが、自分でもできることがあるなら知りたいと思っています。

2014.11.04

A:さまざまな検査を受けて卵子や卵巣機能のデータにも特に問題は無いはずなのに、なかなか子供が授からない。期待と落胆の狭間で不安が広がり、ついつい自分を責めたりご主人に当たったりしてしまう・・不妊治療中にそんな辛い思いをされる方は意外と多いのです。

 子供は天からの授かり物とはいえ、やはり女性の身体に妊娠しにくい理由があるとそのチャンスは減ってしまいます。例えば、貧血、冷え、ほてり、やせすぎ、肥満、気鬱、イライラ、不眠など、どこかにサインが出ていませんか?不妊の治療に欠かせないのはまず妊娠しやすい身体作りをすることです。

 例えば体外受精で受精卵が着床しにくい場合、子宮に問題があると考えがちですが、子宮は身体から独立して存在しているのではありません。子宮は多くの臓器や血管や血液、神経に支えられて存在しているのです。これは卵巣も同じで、卵巣が良い状態にあり良い卵子が育つためには、身体の他の部分の支えが必要なのです。美味しいお米や野菜を育てるのには良い土、良い水、良い苗と良い手入れが必要ですね。人の身体も元気を補い、血流を良くし、臓器へのストレスの影響を緩和することで妊娠しやすい身体作りができるのです。

 私たちは漢方で身体を健やかに整え心を落ち着かせ、改善することを心がけています。漢方で身体の改善に取り組むことは単に不妊の克服だけで無く、生まれてくる赤ちゃんの体質ため、そして貴方自身が将来健康に過ごすための身体作りにつながります。ママになりたい、その気持ちを漢方でお支えし、喜びをともにしたいと願っています