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漢方で考える4つの生理痛

2014.11.15

生理痛の原因は体質によって異なります。今回は4つのタイプ別に痛みの特徴と日常生活で簡単に出来そうな対策法をご紹介いたします。

なかには複数のタイプが重なっている方もいらっしゃいます。

自分のタイプがわかりにくい方や、ご紹介した対策法以外にも漢方で生理痛を改善したい方は、お気軽にご相談ください。

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寒いと体がガタガタ震えるように、子宮も寒くて震えてしまいます。特にお腹や腰が冷えると、子宮筋がギュッと収縮しけいれんのような状態になりお腹が痛くなるのです。普段は便秘がちなのに、生理中は下痢をするという方はお腹が冷えています。

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冷えると痛みが強くなる

ギュッとしぼるような痛みや冷感をともなう痛み

腰まわりを温めると痛みが和らぐ

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生理の初日から痛みが始まる

経血が黒ずんでいて、塊が多い

生理中に下腹部、内もも、腰あたりの冷えを強く感じる

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冷たい飲みものや果物、生野菜をよくとる

へそだし、素足、薄着など冷えやすい服装が多い

生理中はとくに冷えを強く感じる

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生理中は足腰を冷やさない服装を。特に冷えを感じるときは使い切りカイロを使用して温めると良いでしょう。お風呂はシャワーだけですませず、しっかりと湯船に浸かりましょう。入浴剤を上手く利用すると温かさを持続させることができます。

食事は、鍋物やスープなど温かいものを摂りましょう。体を温める作用のあるネギ、にら、しょうが、唐辛子、こしょうなどをお料理に取り入れてみてください。

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生理中に冷たいものをとるとてきめんに生理痛がひどくなります。刺身や生野菜、果物など体を冷やすものは避けた方が無難です。寒い季節は、生理以外の日にもこれらの食べ物は控えるようにしましょう。

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体のエネルギーである「気」のめぐりが滞ると、血管や筋肉などの組織が圧迫されて、あちこちにつっぱるような痛みがおこります。ストレスを感じやすい方はお腹にガスがたまりやすい方が多く、またストレスを感じると張りや痛みがさらに強くなる場合はがあります。

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痛みの場所や程度が変化しやすい

お腹にガスがたまり、張るように痛む

生理前は、胸やわき腹が張って痛む

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生理前からお腹の張りや痛みがはじまる

生理がはじまると痛みなどがやわらぐ

経血は黒っぽい

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仕事でストレスが多い

よくため息が出る

ゲップやおならをすると楽になる

生理前にイライラしやすい

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頭や体の緊張をとくために、香りの良いお茶でリラックスがオススメ。香りはバラや柑橘系、ジャスミンなど、自分が心地よいと感じるものがよいでしょう。また普段の食事には、春菊、三つ葉、しそなどの香味野菜を取り入れてみましょう。

お腹にガスがたまりやすい方には大根がオススメ。ガスを外に出す作用にすぐれています。

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生理痛予防のポイントとなるのが、生理前3日間です。もっとも「気」が滞りやすい時期なので、痛み、張り、イライラがあらわれやすい時期でもあります。この生理前3日間は仕事を少しセーブして、難しいことは考えないようにしましょう。この時期を上手く乗り切れば、それだけで生理痛はいつもより軽く過ごせるかもしれません。

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骨盤内の血の巡りが滞ると経血の排泄がスムーズに行われず、絞られるような痛みが起こりやすくなります。ひどい場合では刺すような痛みを感じる方もみえます。頭痛や肩こりなど筋肉の痛みを伴う方が多く、経血に塊がでると痛みが軽くなる場合があります。

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絞られるような痛みや刺すような痛みなど激しく痛む

痛む場所がはっきりとしている

経血に塊が出た後に楽になる

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生理の始まる2、3日前から痛みは始まる

生理が始まって2日までが痛みのピーク

経血は黒ずんでいてレバーのような塊がある

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頭痛、肩こりなど他の痛みも伴う

唇や歯ぐきの色が黒っぽい

舌色は暗紫色、あるいは暗紫色の斑点がある

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血の滞りからくる生理痛は温めて対応しましょう。お腹や腰にカイロを張ったり、42〜43℃の熱めのお湯で足湯がおすすめです。ただし長時間の足湯は、つま先の血液をドロドロにするためかえって血の巡りがわるくなります。10〜15分を目安に温かい飲み物で水分を補給しながらにしましょう。

血の巡りをよくする食材を普段からとりいれましょう。青魚やまぐろやサーモンなどの赤身のお魚が有効です。薬味としては、にんにく、ねぎ、玉ねぎ、にら、わさびなどがあります。

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すわりっぱなしなどの運動不足によって血行は悪化します。日頃から出来るだけエレベーターやタクシーに頼らず歩くようにしてみましょう。生理中は骨盤内の血流を良くするため軽く腰を回すような体操をしてみましょう。また、冷えも血流を滞らせる原因になりますので、生理中は特に冷えない服装を心がけましょう。

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体のエネルギーである「気」と栄養を運ぶための「血」が不足すると子宮にも充分なエネルギーと栄養が行き渡らなくなります。そんな方は生理中に体がだるく、疲れやすくなります。さらにこの症状がすすむと腰や下腹部に重い痛みがでてきます。また血の不足から子宮内膜が厚くなりにくいため、経血量が少くなることが多いです。普段から血の不足がおきているにもかかわらず、生理によりさらに血液が失われるため、生理の後半3日目以降に痛みやだるさがでる場合もあります。

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重く鈍い痛みが続く

疲れやすい、だるさや眠気が伴う痛み

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経血の色がうすく、水っぽい

生理の後半に痛みやだるさでつらくなる

生理が終わってもお腹や腰の痛みやだるさがつづく

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無理なダイエットや、偏った食事をしている

普段から食が細く生理中は特に食欲がなくなる

生理中にかぜをひきやすい

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夜更かしや寝不足はそれだけでも気や血を消耗する原因となります。さらに生理中は特に経血とともに気も失われるためだるさや疲れやすさがあらわれます。いつもよりも早めにベッドには入り出来るだけ睡眠時間を長くしましょう。

気や血を増やす食品は山いも、豆類、鶏肉、あずき、ドライフルーツなどがあります。食事がしっかりととれないようなら1回量を減らして回数を増やしてみましょう。おやつにおしるこやドライフルーツをどうぞ。ダイエット中でもエネルギーが不足する生理中だけはしっかりと栄養をとりましょう。

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胃腸が弱っているときは無理に食べない。生理中に食欲不振で困っている方は特に注意しましょう。栄養補給は必要ですが、無理をして胃腸に負担をかけるとますます調子をくずします。おかゆやスープに山芋や枸杞の実を入れた消化がよく元気がでるものを少量ずつたべましょう。

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