A:わかります。特に仕事を持つ主婦にとって年末はやる事が増えて時間が足りない手も足りない、その上子供は冬休みで家にいるし旦那は飲み会続き。予定は狂うし時間はアッという間に過ぎるし支払いは増えるし周りはうるさいし…などなどイライラしてしまいますよね。実はそんな状態を東洋医学では「肝気鬱結=かんきうっけつ」といいます。
これは人体の「気」の流れがストレスなどによって滞る、あるいは固まって停止してしまうことを意味し、特にその場所が頭の場合、イライラや怒り、不眠や幻覚、頭痛や発熱、ヒステリーや引きつけといった症状に表れます。
もしそういった症状が長く続くようであれば「抑肝散加陳皮半夏=よっかんさんかちんぴはんげ」などの漢方処方を用いますが、相談者様の場合どちらかというと一時的なものなので、もっと簡単な方法をおすすめします。それは「開竅剤=かいきょうざい」と呼ばれる種類の漢方薬を用いて固まったり滞ったりした気を抜いてあげる方法ですが、これホントに効果バツグンで、気分がとても楽になります。そのほか風邪の発熱や寝不足・精神的な疲労にも有効なので店のスタッフもよく使っています。相談者様も今年は早めに準備して、東洋医学パワーでイライラしない年末をお迎え下さい。
Q:毎年年末になると仕事が忙しくなる上付き合いや行事が増えて気を使い、イライラして怒りっぽくなります。更にそんな自分が嫌で落ち込みます。どうしたら良いんでしょう(35才・主婦)
2019.12.10