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Q:夏になると肌が痒くて寝られなくなります。汗かき体質なのでアトピーを疑い病院へ行ったのですが、アトピーでは無くアセモでも無いと言われました。何なんでしょ? (28才・事務職)

2020.08.11

A:汗をかくのは一見すると皮膚が水分で覆われるので、お肌は潤っている…って思うじゃないですか。ところがこれが大間違い。特に暑い日は皮下組織に保存されてる水分と保湿成分が汗として多量に出て行ってしまい、逆にお肌は潤いを無くすのです。そして汗を拭けば拭くほどお肌は乾燥しやすくなり、また暑いからと言ってエアコンに当たると除湿作用で貴女のお肌は更に乾燥してしまいます。そのまま長時間いると身体が冷えて皮膚は血行不良になりお肌は回復しません。加えて夏の太陽光線は皮膚のバリア機能を壊して角質化をすすめ、これまたシワシワバリバリに。そんな過酷な一日を過ごした後は、お肌のためにお風呂かシャワーでサッパリしてスキンケアをしますよね?でもここで汗かきだからと言ってサッパリ系の化粧水や美容液のみで済ませていませんか?ベタつくからと言って乳液やクリームでの皮脂成分の補給を忘れていませんか?肌の潤いを保つのは皮脂ですよ!ソープで流されてしまった皮脂の成分を補わないと、お肌の乾燥は夜にピークに達し痒みが出るのです。そして最近はマスクがお肌の皮脂や水分を奪ってしまい、接触部が痒くなってしまう方も増えています。当薬房には夏向きのベタ付かない皮脂成分補給クリームや、紫外線・近赤外線からお肌を守るクリームもあります。快適な睡眠とお肌のためにぜひ一度ご相談下さい。