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Q:夜中によく「こむら返り」になります。最初あまりの痛さに大声が出てしまい、ビックリして飛んで来た主人が「俺も最近よくなるわ」と言っていました。悪い病気の前兆?(61才・主婦)

2020.09.09

A:「こむら返り」の「こむら」はふくらはぎの事を指し、この筋肉が異常に収縮して痙攣し痛みを伴う症状を言います。主な発生場所はふくらはぎですが、実は足の裏や指、太もも、腹筋など、身体のどこにでも発生します。強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまるので他の病的な痙攣とは区別できます。
筋肉には伸び過ぎたり縮み過ぎたりするのを防ぐためそれぞれ筋紡錘、腱紡錘というセンサーがついていますが、この腱紡錘の機能が低下すると筋肉が急激に収縮して痙攣します。これがこむら返りの主なメカニズムですね。そして腱紡錘の機能低下の原因と考えられるのがミネラル・バランスの乱れで、特にマグネシウムの不足は腱紡錘の機能に大きな影響を与えます。さらに冷えや水分不足も大きく関係します。夜中に足が冷えるとこむら返りを起こしやすくなりますから、就寝時は水分補給して足元を暖かくして寝ましょう。それと、加齢も腱紡錘の機能低下に関係あります。五十歳以降にこむら返りが増えたのであれば、その予防はもちろん、そろそろ身体のメンテナンスを考える時期が来たのかもしれませんね。ぜひ一度ご相談下さい。