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女性ホルモンについてpart2

2015.09.14

前回に引き続き、今回も女性ホルモンについてご紹介します。

 

女性ホルモンについて知っているようでも、実は知らないこともあるかも・・・

「女性ホルモンのウソ・ホント!?」

 

生理周期がいつも28日なら女性ホルモンは問題なし?

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生理が規則的でも、ホルモンバランスがよいとはかぎりません。たとえば、激しい生理痛があるとか、出血量が多すぎる・少なすぎる、出血期間が長すぎる・短すぎるといった場合は、子宮や卵巣になんらかのトラブルが起こっている可能性があります。たとえば出血量の目安は、夜用のナプキンが2時間もたない場合は多すぎます。逆に多い日でも1日1枚のナプキンで足りる場合は少なすぎます。定期的は生理だけでは、ホルモンバランスの判定はできませんよ。

 

女性ホルモンは多ければ多いほどいい?

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過剰なホルモンは体に悪さをします。例えば、エストロゲンは多すぎると乳がんや子宮がんのリスクを高めます。Part1で紹介したように2つのホルモンが程よくバランスをとりながら分泌されることが大切です。多ければ多いほど良い訳ではありません。

 

女性ホルモンは20歳後半から減りはじめる?

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卵子の老化は35歳ということは知ってしても、ホルモンのピークが20代後半ということは意外と知られていません。35歳から何とかしようとしても実は遅いのです。30代に入ると、卵巣の力は少しずつ低下しはじめるため、ホルモンの分泌も減ってきます。ですから普段から生活や食事に気をつけてホルモン低下のスピードを緩やかにしていきましょう。

 

大豆やざくろのサプリをとればとるほど女性ホルモンは増える?

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大豆のイソフラボンやざくろのエストロンは女性ホルモンに似た働きします。閉経前の方が摂る分には問題ないのですが、20〜30代の早いうちからこれらの成分を過剰にとると、ホルモンの分泌がされにくくなる可能性があります。体がさぼってしまうのです。簡単に補うのではなく若いうちは自力でしっかりとホルモンを分泌させるようにすることが先決です。

 

女性ホルモンを整えるための生理周期ごとの過ごし方

 

女性ホルモンは生理周期によって分泌する種類や量が違います。そのときどきのリズムに合わせた過ごし方でホルモンバランスを整えていきましょう。

 

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生理1〜7日目「デトックス期」

 

生理中はいらない老廃物やたまっていたストレスを出してリセットする期間です。子宮のお掃除だけではなく、日頃のストレスも一緒にデトックスしてしまいましょう。この期間は体が冷えやすいので、温めることが大切。無理はせずのんびり過ごすことがポイントです。

・  生理痛は温めて解消。お腹や腰を温めることで痛みを和らげることもできます。カイロや温灸などを使ってとにかく温めてみて。

・  低温期に入るため体は冷えやすいので、食事は温かいものを。手軽なお味噌汁は低温期の味方です。温めるとデトックス効果もアップします。

・  デニムやガードルなど締め付け感のあるものは、血行を悪くし、体を冷やすもとに。デトックスの妨げにもなるので、生理中だけでも締め付けから体を解放してあげてください。体のラインが出にくいゆるかわファッションなら、腹巻きやレッグヴォーマーが目立ちにくくなりますよ。165498

・  無理は禁物、この期間はゆったり好きなことをして過ごしましょう。

 

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生理8〜14日目「アクティブ期」

 

この期間はエストロゲンの分泌が高くなるので、心も体も絶好調な時です。女性ホルモンを味方に、積極的すごしましょう。

・  お肌の調子がよく、リカバーも早いこの時期は、化粧品を替えたり、パーマやカラーリングのチャンス。生理前や生理中のようにお肌が敏感なときは避けた方が無難です。

165503・  代謝がよく、脂肪燃焼パワーも高まっているじきなので、甘いものを食べても大丈夫な時です。だからといって食べすぎはNG。パワフルに過ごせる期間なので食べた分はしっかり体を動かして消費しておきましょう。

・  排卵の向けて良質なタンパク質をとりましょう。漢方ではタマゴや種子類は生命のエネルギーは詰まっているとされます。アーモンドなどナッツ類やタマゴにはタンパク質はもちろん、ビタミンやミネラルもとれ排卵の準備にもってこいです。

 

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生理15〜21日目「コントロール期」

 

排卵後から徐々にブロゲステロンが増え始めます。すると調子の良かった体調もだんだん不調ぎみに。もうじきやってくる不調期間に向けて生活や食事に気を配っていきましょう。この期間の過ごし方次第で次の期間が楽にできるんです。

・  次の周期のむくみや便秘に備えて食べるものを選んでいきましょう。食物繊維やカリウムを含むものを選びます。小松菜や人参、カボチャ、リンゴ、小豆など

・  プロゲステロンの影響で、腸の動きが悪くなり、お腹が張ったり便秘がちに。発酵食品の出番です、みそや納豆、キムチなど。

165506・  そろそろ無理が効かない期間になります。睡眠の質をあげるためにも寝る直前のスマホやPCはやめて早めに寝るようにしましょう。

・  スケジュールの見直しもしましょう。仕事はもちろん、人と合うことも無理のないように今のうちに調整しておきましょう。

 

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生理22〜28日目「リラックス期」

 

生理前の不調な時、気持ちも不安で集中力も低下しがちに。この時期に無理をするとますます体調が悪化します。とにかくリラックスを最優先に過ごしましょう。

 

・  女性ホルモンが急変するこの時期は自律神経も影響を受けて、眠りのリズムもみだれがちに。自律神経を正すためにも朝一番は太陽の光をあびて体内時計のリセットをお勧めします。おきたらカーテンをあけて朝日をみるだけ!とても簡単でしょ。

・  イライラして食欲が暴走したら、温野菜をたっぷり食べましょう。お腹が満たされれば、食欲はおさまりおまけに便秘解消にも役立ちます。

165502・  感情が揺れ動きやすい期間なので、大きな買い物や重要な決定は避けましょう。衝動買いしやすいときでもあるので、夜中のネットショッピングのポチッも注意です。

 

いっぺんに全部はできませんが、期間ごとに少しずつでも気をつけることで、徐々にホルモンバランスが整っていきます。さらに漢方をプラスすれば、効果実感までの期間は早くなります。お気軽にご相談を。