0120-27-0078

月~金10:00~18:00 土10:00~17:00
定休日:日曜日・祝日

TOP > 薬房BLOG > Q:妊活中です。食べた方が良い食品とか逆に食べない方が良い食品ってありますか?

Q:妊活中です。食べた方が良い食品とか逆に食べない方が良い食品ってありますか?

2015.10.09

A:まずは食べない方が良い食品ですが、漢方的には貴女の身体を妊娠しにくくする要素「寒・痰・湿」を誘う食べ物です。具体的には冷たい食品や飲料、生野菜、脂肪分の多い食べ物、砂糖を使った甘い食べ物があげられます。これらは身体を冷やして血流を悪くすると言われていますが、身体が冷えて血流が悪くなるとホルモンバランスが崩れ卵巣の働きが悪くなり、妊娠しにくくなるというのは過去にも伝えてきましたね。特に今からの寒くなる時期には「冷え」は要注意です。

次に食べた方が良い食品、というのはまず栄養学的にはアミノ酸類とミネラル分をよく含む食品。牡蠣やシジミなどの貝類とか海藻類、小魚ですね。それから漢方的なアプローチで「温煦・補血」の作用がある食品も大事です。これは身体を温め血液を補い血流を良くするという意味で、日本ではショウガ、ネギ、ニンニク、トウガラシ、シナモン、山椒、朝鮮人参、ナツメが一般的でしょうか。この中でトウガラシやニンニクは使い過ぎに注意が必要ですし、ナツメやショウガは干した物の方が効果的です。また薬膳料理では当帰・地黄・芍薬・黄耆などをよく用いますが、残念ながらこれらは日本では薬事法の関係で漢方薬としては使えますが食品としては使えません。なので食品では充分改善しない方は漢方薬を用いる事をお奨めします。