8回目の体外受精、やっぱり結果でない・・・。
もうあきらめかけていたところ、家族の勧めでオレンジ薬房へ。お住まいは県外なので、お正月の帰省時にご来店いただきました。
お話を伺うと年々採れる卵子の数も減っている。AMHの数値も低くなってきた。と治療の期限が見えはじめている状況。「漢方でじっくり半年間かけて体を作りましょう」と言われてもなかなか決断はできないですよね。
とりあえず3ヶ月後には治療を開始するという形で漢方生活をスタートしました。
月に1回、事前にメールで基礎体温を送っていただき、電話でカウンセリングをして漢方の調節をいたしました。
食事、睡眠、そして漢方。
毎日続けていくうちに、なんだか体の調子が良いことが続き、予定通り3ヶ月後に9回目の採卵、移植へ。妊娠には至らなかったのですが、治療期間中はいつもと違って楽に過ごせたそうです。
それがきっかけで、「今までと同じことをしていてもダメだ」とじっくりカラダづくりに取り組んでみることを決意されてから、10ヶ月後。
10回目の移植で妊娠、今月に入ってようやく心拍が確認できました。本当によかったです。
10回の移植・・・移植の経験がある方にはわかりますよね。Mさんの忍耐強さを感じます。それにご主人の理解や周りの協力もあったからこそ続けられたのですよね。
治療と仕事を掛け持ち疲労がどんどん積み重なっていく状態でしたが、治療を続けるには、どうしても仕事をやめることはできません。せめて今回は移植後1週間を休めるように上司にお願いしたそうです。今までと同じことをしないように・・・。お休みの間は、久しぶりに自宅でのんびり過ごせて心地よかったそうです。
治療に仕事にと走り続けている方へ、なかなか難しいでしょうが・・・「時には立ち止まること」も大切なのかもしれません。
Mさん、元気な赤ちゃんを抱きしめられるようにこれからもサポートしていきます。