A:糖尿病は血液中の糖分が多い状態が続く病気で、中性脂肪も高くなる傾向があります。
その結果脳卒中や心筋梗塞など死に直結する病気や感染症を併発する事が多いので血糖値をコントロールする必要があるのです。それにはまず血糖値が上がる仕組みを理解しましょう。
人間が食事で炭水化物(いわゆる糖質やデンプン質などです)を摂るとそれらは分解されブドウ糖として腸から血液に入ります。そして血液中のブドウ糖が一定濃度まで上がると膵臓からインスリンというホルモンが放出されます。これを筋肉や脂肪組織などにある受容体が受け取るとそこでブドウ糖を吸収し血糖値が下がります。
これが血糖値コントロールの仕組みですが、例えば炭水化物を過剰摂取してインスリンが不足したり、運動不足などによって筋肉の受容体が働かなかったりすると血糖値は下がらなくなります。
そこで東洋医学ではまず炭水化物の摂取量を減らし、筋肉などの受容体の働きを上げるため解毒作用や受容体活性作用のある漢方生薬を用いたり、また食物繊維を用いて腸管からの糖分の吸収を抑え血糖値を改善するのです。
同様に中性脂肪に関しても安全な植物や自然成分を用いて下げることが可能になりますので、ぜひ一度ご相談ください。
←さるぼぼ11月号46p掲載中