A:水虫は白癬菌というカビが皮膚組織に寄生・増殖して起こる皮膚病です。症状としては指の間の皮膚がただれる趾間型、水疱ができる小水疱型、かかとを中心に角質層が厚くなる角質増殖型、爪に感染する爪水虫があります。このうち爪水虫と角質増殖型は抗菌剤を内服すると治療効果が上がるのですが、やはり副作用が出ることもあり、特に肝機能の落ちた方や他の薬剤を服用中の方は注意が必要と言われています。同様に、妊娠中や授乳中の方も服用は避けるべきでしょう。
でもご安心下さい。爪水虫や角質増殖型でも内服薬無しで治療することは出来ます。これは趾間型や小水疱型の水虫にも言えるのですが、白癬菌というカビがしつこく皮膚に居座るのは、その方の皮膚がとても居心地の良い環境だからです。白癬菌はそこら中に居るのですが、住みにくい皮膚には寄りつきません。家の中だって環境が悪ければ、いくら抗カビ剤を使ってもすぐカビは生えますよね。だから皮膚の状態を白癬菌が住みにくい環境にしてあげたら、水虫は自ずと退散するのです。相談者様のように内服薬を避けたいのであれば市販の外用薬を用いても効果は充分。オレンジ薬房ではそんな白癬菌が寄りつかない皮膚の環境作りのお手伝いを致します。ぜひ一度ご相談下さい。
さるぼぼ7月号に掲載中