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Q:以前からよく明け方にふくらはぎの筋肉がつる「こむら返り」になっていたのですが、最近はそれに加えて日中でも足の裏がつってしまいます。予防方法はありますか? (主婦・60才)

2018.07.30

A:「こむら返り」は筋肉が急に収縮して痛みを伴う症状で、医学用語では有痛性筋痙攣とか筋クランプと言われます。一般的には激しい運動や長時間の立ち仕事の後などに足の筋肉で起き、よく目にするのはスポーツ中継などで選手に起きるアクシデントです。しかし中年以降になると激しい運動をした覚えも無いのに、就寝中ふくらはぎがつって痛みで目が覚めたり、足の裏がつって歩けなくなったりすることが多くなります。特に足の裏は年齢を重ねるほど増えるようです。

原因としては糖尿病などの疾患も考えられますが、多くの場合はミネラルバランスの崩れや、足の冷えによる血行不良などが主な原因となっています。それと若い時に比べて筋肉の量が減っていることや、関節や腱の柔軟性が無くなっていることも要因の一つです。

ですから予防方法はまず不足するミネラルを補給し、足を冷やさないことですね。可能なら適度な運動で筋肉量を増やすことも大事です。またつった時には芍薬甘草湯などの漢方薬が使えます。

ミネラル補給や血流改善の方法など、不明な場合は気軽にご相談下さい。