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Q:今年就職した息子が会社のメンタルケアで6月病の疑いありと言われました。5月病は聞いたことがあるのですが6月病は初めてです。何かできることはあるでしょうか?(50才・主婦)

2022.06.21

A:5月病も6月病も正式な病名ではなく、新入生や新入社員あるいは春に転職や移動を経験した人に多く発症することがある「抑うつ状態」を言います。ただ6月病の方が5月病より進んだ状態だと言われますのでより適切な対応が必要でしょう。主な症状は倦怠感や気力の低下、不安・不眠、イライラ・情緒不安定、気分が滅入る、頭痛・めまいなどで、西洋医学的には「生活環境の変化から来るストレス」が原因とされ、たいていは症状に応じた向精神薬などが処方されます。
一方東洋医学では更に季節的な気候の変化も原因と捉えていて、陰陽五行の考えでは5月6月は精神的なトラブルが増える時期とされています。そして気力低下や倦怠感・不眠などのエネルギー不足状態を「肝血虚・気虚」、イライラ・情緒不安定・頭痛や目まいなどを「肝うつ・気滞」といい、それぞれに気を補ったり気の流れを良くする生薬を用いると同時に、肝の気を養い陰陽のバランスを調整する食品や生薬を用いて根本的に改善していきます。また体質や性格から6月病になりやすい人も、あらかじめ食養生や肝の気を養うことで予防も可能になります。ぜひ一度ご相談下さい。