A:卵子の老化という現象はすでに広く知られていますが、最近の研究では精子も老化する事がわかっており、男性側が不妊に関与する確率は1996年には48%だったのが2015年には55%に増加しています。この数字からも、もはや不妊症は女性だけの問題ではない事が理解されますね。
卵子や精子はまさに自分自身の細胞の「分身」ですから、ストレスや睡眠不足、問題のある食生活や不摂生など、肉体の老化を早める原因は精子や卵子の老化にもつながります。逆に肉体のアンチエイジング、つまり抗老化は卵子や精子の老化を防ぎ妊娠の確率を上げる事になります。
さて漢方は皇帝一族の長寿と子宝のために発展した経緯から、多くの抗老化処方を持っています。更に最近は新しい漢方理論から作られたニュー抗老化漢方も注目されています。当薬房ではこれらを組み合わせ、男女どちらの問題にも対応できるよう相談体制を組んでいます。夫婦でカウンセリングを受けていただくと、ご主人も同じ意識と知識を持って妊娠しやすい体づくりを始められますし、実際にご夫婦一緒に始められるほうがより効果が出ています。