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Q:コロナ感染が心配で家にいる時間が増えました。おかげさまでタップリ読書ができるのですが、歳のせいか目が暗くて疲れるのです。目薬もあまり効果がないような気がします。(60才・主婦)

2020.05.16

A:目がかすむ・ぼやけて見える・目が暗い・黒いものが飛んでいるなど、年齢を重ねると様々な目の症状が出てきます。白内障や緑内障、黄斑変性など視力にかかわる病気の場合は眼科でそれなりの治療を受けられますが、特にそういった病気がない場合は老化現象と言われて点眼薬やビタミン剤が出されたりします。ところがそれらを使用してみてもあまり効果がないという場合も多く、特に目が暗いとか、黒い点が飛ぶというような症状は改善しづらいのです。
漢方の考え方ではこういった症状は単なる目だけの病気とはとらえず、目に関係する体のシステムに原因があると考えます。目という感覚器官を部分的にを見るのではなくその働きをサポートする体全体の機能に注目するのですね。少し専門的になりますが、漢方の文献には「肝は目に開竅(きょう・穴の意味)する」と書かれていて、肝の機能低下は目の病に繫がる事を教えています。また肝は腎と供に血液を司るので、腎が弱って血液の量や流れが悪くなると肝や目に悪影響が出てきます。それで漢方の眼科処方には、肝と腎を補うような生薬が多く配合されているのです。
相談者様も一度そういった漢方処方を試してみてはいかがでしょうか?