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Q:もともと軽い花粉症気味で春になると少し目が痒くなる程度でしたが、最近徐々に症状がひどくなってきて特に黄砂の時期には咳まで出てきて、このままいくとどうなるか心配です。(28才・自営)

2018.03.02

A:花粉症の人が他の物質や違う種類の花粉にアレルギーを起こすのはよくある事ですが、最近花粉の時期に重なって起きやすいのが「PM2.5」と呼ばれる 中国から飛来する極めて小さな物質によるアレルギーです。黄砂はゴビ砂漠などの砂が偏西風で日本まで来たもので、名前のように風景が黄色にかすんで見えます。しかしPM2.5は中国の荒れ地や畑の土が強風で舞い上がり黄砂と同じ偏西風で運ばれてくるもので、自然な砂と違い農薬や肥料その他の化学物質を含んでいる灰色の土粉なのです。それで最近の春霞は風景がグレーにかすんで見えるのですね。このPM2.5は花粉症の症状を悪化させるばかりでなく、極小のため呼吸器系にも影響を与えます。ですから相談者様の咳の症状は恐らくPM2.5に由来するものでしょう。更にこの物質は血液を経て細胞にまで到達するといわれ、心筋梗塞や肺ガンとの関係も指摘されています。さてそれに対する漢方療法ですが、肝での解毒を強化し腎系を助けて有害物質を排泄するという方法をとります。これ中国本土でも試みられてる方法で、もちろん通常の花粉症にも使う療法ですので、相談者様もぜひお試し下さい。