0120-27-0078

月~金10:00~18:00 土10:00~17:00
定休日:日曜日・祝日

TOP > 薬房BLOG > Q:夏になると基礎体温の低温期が高くなります。気温のせいかなと思うのですが、体温が上がることは問題ないでしょうか?

Q:夏になると基礎体温の低温期が高くなります。気温のせいかなと思うのですが、体温が上がることは問題ないでしょうか?

2016.07.02

A:高温期との差が平均で0.3 ℃以上あれば問題ありませんが、もし低温期だけが上がって高温期との差が少なくなるという場合は少し問題ですね。

低温期というのは卵巣の中で卵胞を大きく育てる期間で、この時には体内では卵胞ホルモン(エストロゲン)が多く分泌されています。このホルモンには卵胞を育てると同時に体温を下げる作用があるので、その結果低温期ができるのです。そして排卵後は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなり高温期になります。

しかし低温期に卵胞ホルモンの分泌が少なかったり、黄体ホルモンの分泌が排卵前から増えている場合には体温が高くなることがあります。原因はストレスや寝不足、ホルモン療法の影響など色々ありますが、東洋医学では何らかの原因により身体の陰陽のバランスが崩れた状態と考えます。なぜなら陰陽の崩れは自律神経やホルモンバランスを狂わせるからです。特に最近は、熱帯以上に熱いと言われる猛暑にさらされ寝苦しい夜を過ごしたり、冷房や冷たい食品で冷えたりして陰陽バランスが崩れるケースも多いようです。治療法としてはバランスの崩れを漢方でケアしながら、原因をできるだけ排除していくのが良いでしょう。