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Q:卵管の片側は閉塞し、もう片側は狭窄だと診断されました。体外受精を勧められましたがまだ自然妊娠に希望を持っています。他に方法はありませんか?

2016.05.02

 

A:体外受精を勧められる方には卵管の問題を抱えていらっしゃる場合が多く、相談者さんのように閉塞や狭窄、内膜症や感染症による卵管の癒着などがあげられます。

確かに体外受精に進まれる方も多いのですが、最近では、卵管を広げるFT手術(卵管鏡下卵管形成術)という選択肢もあり、自然妊娠も可能になりました。主に閉塞時に行われる術式で体にメスを入れることなく、日帰りでできます。すべての方にFTができるわけではありませんが、体外受精に進む前に検討する余地はあります。

そしてもう1つの方法は漢方です。中医学では瘀血(血液の滞り)と水毒(水の滞り)が卵管の閉塞・狭窄の原因と考えます。血流が悪くなるとその部分の体液が過剰になって卵管や回りの組織が腫れ、その結果詰まってしまうのですね。癒着も組織の傷を修復するために血液が過剰に集まった結果の瘀血と考えます。そこで漢方では血流を良くして余分な水分を取り除き卵管や組織の腫れを無くします。すると卵管の通りが良くなって自然妊娠につながるというわけです。卵管障害はむくみやすい人やお腹が冷えやすい人に多いようで、漢方治療を行って徐々にむくみやお腹の冷えが改善されると卵管の問題も解消していくようです。