A:二人目がほしいけどこの体の状態で大丈夫?という相談は、結構な頻度であります。一人目は初めてのことばかりでどう対処して良いかわからない焦りや、2〜3時間おきの授乳や夜泣きなどで睡眠不足と心も体もクタクタになりますよね。妊娠・出産を経験したからこそ、二人目への体力に不安を感じることもあるでしょう。
初めての妊娠とは違って二人目の妊娠は、第1子の妊娠中から産後の体の状態がポイントになります。例えば、第1子妊娠中のトラブルや授乳のトラブル、授乳期の長さ、育児による心身の疲労度合い、産後の早すぎる職場復帰などが影響します。漢方でも胎(妊娠中)産(出産及び産後)は気・血を激しく消耗する期間で、産後の養生を重視します。妊娠から産後にかけて、ホルモンバランスや免疫・自律神経系のトラブルが起きやすいためです。特に産後の不快な症状は長引きやすく、時には慢性化する可能性もあるためできるだけ早急に解決することが大切です。ですから睡眠不足や疲労といった体の不調も、しっかりと養生して二人目に向かうと安心ですよ。そのためにも、是非カラダづくりをしていきましょう。
漢方の不妊治療では「子を求める道は、先ず月経を調節する」とあります。消耗してしまった気・血を補い、月経の調節をしながら体力の回復をお手伝いいたします。