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知っておきたい!女性に必要な栄養素

2015.11.13

食事をするときにカロリーばかりを気にしていませんか?

美しく健やかに過ごすためには、注目するのはカロリーではなく栄養バランスです。なぜなら私たちの身体は、食事で摂ったタンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が互いに働きを助け合って、代謝や細胞の生まれ変わりをスムーズにしています。偏った食事では、代謝がおちて冷えを感じたり、疲れがとれなかったり、なかなか風邪がなおらないといった不調があらわれ、放っておくと病気になりかねません。

今回は具体的にどの栄養素がどんな働きをしているかを効果別にご紹介していきましょう。

 

ホルモンバランスを整え、PMSや更年期の症状を改善する栄養素

 

ビタミンB6、ビタミンE

118247生理や排卵日が近づくとイライラしたり、疲労感が増したり、肩こりが悪化するなどのさまざまな体調不良があらわれるPMS(月経前症候群)はホルモンバランスの乱れによって症状が出やすくなります。そこでビタミンB6はホルモンバランスを整える作用があり、ビタミンEはホルモンを作る材料となるほか、毛細血管の血行を良くし肩こりや冷えといった症状に有効です。

ビタミンB6:かつお、まぐろ、さんま、貝類、サツマイモ

ビタミンE:ごま、かぼちゃ、ナッツ類、さば、ブロッコリー

 

 

赤ちゃんが健やかに育つための妊娠中に必要な栄養素

 

カルシウム、たんぱく質、葉酸

069971妊娠中は母体から胎児へ大量に栄養を送るため、しっかりとカルシウムやたんぱく質を摂らないといけません。これらの栄養が不足してしまうと母体の骨や血液にけずってでも胎児へ栄養を送るため、骨粗しょう症や貧血といったことにつながります。さらに栄養不足で育った子供が将来生活習慣病にかかる割合が高くなるという報告もあります。お母さんだけではなく赤ちゃんのためにも食事は大切です。また、妊娠前から妊娠中にかけて葉酸は必要です。胎児の脳神経の発達や身体の成長には必要だからです。葉酸は緑黄色野菜や果物などに多く含まれます。

カルシウム:小魚、青菜、切り干し大根、牛乳、チーズ

葉酸:ほうれん草、ブロッコリー、レバー、のり

 

ダイエットをサポートする代謝アップ栄養素

 

ビタミンB群

213634体内でエネルギーを作り出すために必要な栄養であるビタミンB群。たとえばご飯やパン、麺類に含まれる糖質の分解にはビタミンB1、脂質はビタミンB2、肉やお魚に含まれるたんぱく質はビタミンB6が必要です。これらのビタミンが不足するとエネルギーに変換できず代謝が落ちたり、細胞を作る事ができません。ビタミンB群が多く含まれる食材は、豚肉や魚、キノコ類です。ダイエットをするのであれば、お肉、お魚をしっかりと食べて代謝アップをねらいましょう。

ビタミンB1:豚肉、鶏レバー、うなぎ、玄米、そば

ビタミンB2:豚肉、鶏レバー、うなぎ、牛乳、タマゴ、まいたけ

ビタミンB6:かつお、まぐろ、さんま、貝類、サツマイモ

 

免疫力を高め、風邪などの感染症から身体を守る栄養素

 

ビタミンA、ビタミンC

064578皮膚や粘膜のバリアを強くするビタミンAは、病原体から体を守るためには摂っておきたいビタミンです。免疫細胞である白血球の働きを活性化するのはビタミンC。体内に入ってきた病原体を退治します。しかし砂糖の摂りすぎは白血球の機能を低下させるので、甘いお菓子やジュースは控え目に。そして多くの免疫細胞は腸で作られ、働いています。腸内環境を整える事も大切です。そのためにも食物繊維や乳酸菌を忘れずに摂っておきましょう。免疫力は体の冷えでも低下します。これからの季節は普段から体を温める努力をして冷さないようにしましょう。

ビタミンA:カボチャ、人参、ほうれん草、ブロッコリー

ビタミンC:いちご、ブロッコリー、じゃがいも

 

私たちの日々の食事が5年後や10年後の元気とキレイを左右します。毎日の積み重ねが大事。ちょっとした体調不良なら食事で改善もできるのです。またビタミン剤を飲むよりは、食事から栄養素をとることが理想的。なぜなら吸収率を比較すると食事からとるほうが高いからです。

097756しかし、毎日が忙しくてとか、好き嫌いがあってなかなかとれない食材もあるかと思います。そんなときはご相談を。あなたの体調にあったものをチョイスいたしますよ。

食事に気をつけてもなかなか良くならない症状はご相談を。そんなときは漢方の出番ですよ。