子宝相談について
どうして?なんで?これでいいの?・・・
子宝相談にいらっしゃる多くの方が抱かれている疑問です。
オレンジ薬房では、はじめにじっくりカウンセリングをします。わからない事・不安な事をすっきり解して、あなたが前を向いて進んでいけるようにお手伝いをします。
周りのプレッシャーや高度な治療のストレスで心も身体も疲れ果てていませんか?
ストレスは、体を冷やし血の巡りを悪くして、卵子や子宮へ充分に栄養がいかない状態をつくっています。まずはあなたが本来持っている体のリズムを回復させましょう。そして赤ちゃんを迎える身体作りを今!始めましょう。
身体をしっかりと作り上げるには、人それぞれ方法も期間も違います。
オレンジ薬房では、その期間が少しでも短くなる最善の方法をご提案させていただきます。
相談の流れ
「子宝相談(漢方相談)の予約で」とお伝えください。
ご相談の初回は約1〜2時間かかることが多いです。プライバシーに配慮した個室での相談です。
基礎体温のグラフや服用しているお薬があればお薬の名前がわかるものをご持参ください。
いきなり電話をするのはちょっと恥ずかしいまたは、緊張するな〜という方は、下記のメールアドレスよりご予約を承ることもできます。
お問合せはフォームからも承っております。
問診票の記入をお願いしています。日頃気になっていることや病院での治療経歴などわかる範囲でお答えください。
問診票と基礎体温のグラフを元に、もう少し詳しく体調をお聞きします。女性同士なので些細なことでも、恥ずかしいと思われるようなことでもご遠慮なさらないでください。
そのほか生活習慣やお食事についてもお聞きします。
これらの情報から今のあなたのお体の状態を説明いたします。
漢方の説明や養生法、治療の方針、婦人科の検査など少しでも早く子宝が授かるように情報提供してまいります。
当店はお客様情報の守秘義務を尊守いたします。
体質の改善をするために必要な処方を提案いたします。
飲み方や期待している効能、ご予算などとすりあわせを行い、納得のいく漢方をお選びください。
お客様一人一人のカルテを作成し、ご来店の度にお体の状況をお聞きします。
目安としては1〜2ヶ月に1回は体調の変化をお聞かせください。
新たに気になったことや疑問があればそのときでも、またはお電話でも対応いたします。
遠方の方や、なかなかお店に行けないという方には、漢方を代引きでお送りしています。(10,000円以上のご注文で送料無料)
不妊症について
『いつか産みたいでは手遅れになるの?』
現在日本では7組に1組が不妊治療を受けていると言われています。
その内、体外受精は年間10万件以上です。現在では、年間2万人近くの赤ちゃんが生まれています。
不妊症とは、なんら避妊の手段を講じてないのにもかかわらず、2年間妊娠にいたらない場合を医学的に不妊症と定義します。
ほんの20年前は、20代後半で独身だとかなり肩身の狭い思いをしていたはずですが、今や女性も仕事してキャリアを積み、晩婚化が進むと同時に仕事を優先するあまり出産が先送りされ、いざ子供が欲しいと思っても中々妊娠出来ず、高齢出産になるという構図が出来てしまっているようです。
子宝相談に多い症状のタイプ
- 『血』が充実していると身体に潤いがでてきます。髪がサラサラ感、お肌がすべすべ感は、しっかり栄養が補給されている証拠。
また、『血』が不足すると、不安感、イライラしたりと精神のバランスがくずれやすくなります。毎月、生理による出血がある女性は、男性より
血が不足しやすいのです。
とくに偏食しがちな人、食生活に偏りがある人は、血のもととなる栄養がとれず、血の不足を招きます。このように血が不足した状態を「血虚(けっきょ)」といいます。また月経過多などによって血虚になる場合もあります。血の不足は、貧血検査の成分的なものではなく、全体量がその人に必要な量を満たしているかどうかに関係しています。 - 特徴
・顔色が白っぽく、肌がくすみがち
・皮膚が乾燥しやすい
・爪が薄く、割れやすい
・かすみ目、ドライアイ、目が疲れやすい
・年中冷えを感じている
・めまいや立ちくらみがする
・生理の量が少なく、色が淡い
・生理周期が長くなる
・生理中・後に腹痛がある
・寝つきがわるく、夢が多い
・気持ちのざわつき、不安感がある積極的にとりたい食材
◎赤い色の食材
なつめ、小豆、クコの実、人参、レバー、かつお◎黒い色の食材
黒まめ、黒ごま、
レーズン、プルーン、
黒きくらげ、黒酢◎その他
カキ、いか、ほたて、
ふかひれ、くるみ、アーモンド、
松の実、ほうれん草、ユリ根、れんこん控えたほうがよい食材
消化の悪いもの、辛すぎるもの、動物性脂肪の多い食事気をつけたい事
●夜更かしは×血は、夜眠っているときに作られるため睡眠はとても大事。夜更かしをすると、それだけで血が消耗されて、ますます血の不足が進んでしまうことになります。眠れないからとTVやパソコンなどはじめるとますます寝る時間が遅くなってしまいます。眠る1、2時間前には間接照明など暗めの明かりにして、ぬるめの湯船に浸かったり、ストレッチをしてみたりと体をゆるめ、 遅くとも12時までにはベッドに入る努力を。十分な睡眠で血液にチカラをつけましょう。
●目の使いすぎ×
血虚タイプの方はちょっとしたきっかけで不眠になりがち。さらに頭や目を使う作業は血を消耗してしまいます。寝る前にパソコンに向かったり、仕事の書類に目を通すのは禁物。就寝前の1~2時間は、できるだけリラックスするための時間にあてましょう。
●夜遅い食事も×
寝る時間の2時間前までには夕食を済ましましょう。胃の中に食べ物が入った状態での睡眠は寝つきを悪くします。お腹がすいて眠れない時は温かい棗茶やカフェインの入っていないお茶などを少しだけ飲むとよいでしょう。
- 「瘀血(おけつ)」は、ふだんはスムーズに流れている血が、何らかの原因で滞ってしまった状態です。原因はさまざまですが、若い女性にもっとも多いのは、冷えによって血行が悪くなるケース。
このほか、血とともに体じゅうをめぐっている気の不足や滞り(気虚・気滞)、あるいは血の不足(血虚)や水の滞り(痰湿)から、瘀血に発展する場合もあります。瘀血を放っておくと、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣膿腫などの病気に発展することもあるので、できるだけ早めに対策を立てることが大切です。 - 特徴
・クマ・シミができやすい
・顔色、唇などが紫がかっている
・肩こり、頭痛がある
・生理の始まり頃から生理痛がつらい
・経血が暗い色で、かたまりがまじる
・経血がドロッとして出方がスムーズでない
・子宮内膜症や子宮筋腫がある
・生理前のイライラが強い積極的にとりたい食材
◎血液さらさら食材
さば、イワシ、あじ、納豆、
にら、タマネギ、サフラン、
紅花、くるみ、アーモンド◎腸のお掃除食材
海藻類、根菜類、キノコ類、みそ、甘酒、酒かす、モロヘイヤ、おくら、レンコン◎黒い色の食材
黒まめ、黒ごま、ひじき、黒きくらげ◎赤い色の食材
クランベリー、さんざし、ブルーベリー控えた方が良い食材
酒の飲み過ぎ、脂っこいもの、脂身の多い肉類、スナック菓子、チョコレート類
気をつけたい事
●食事の改善で、血液サラサラ
青魚やナッツ類から不飽和脂肪酸をとってドロドロ血液をサラサラに。食べ過ぎは血液を汚す原因になります。腹八分目と言われますが、夜は七分目くらいに抑える気持ちで食べ過ぎに気をつけましょう。
●ストレスと冷えは大敵
ストレスによって気のめぐりが悪く
なると、血も滞ります。また、体が
冷えると痛みも悪化させます。
生理痛が強く、下半身の冷えが
気になる方は、骨盤の血行をよくするウォーキングがおすすめ。
じんわり汗をかくくらいがいいでしょう。通勤でひと駅分歩いたり、休憩時間に軽い散歩などを試してみて。その日のストレスと冷えを改善には入浴が効果的です。湯船にゆっくりつかり、手足の指を丁寧にマッサーッジする事でストレスによる緊張をほぐし血流をよくしましょう。
- 中医学では、「腎」とは生命力、活力の源です。
「腎」には、人の成長や発育を促進し、性行為、妊娠、出産などの生殖機能や、若々しさを維持する生命エネルギーのもととなる物質である「精(せい)」が蓄えられています。「腎」の「精」が十分にあれば、女性の月経・妊娠、出産、授乳は正常に機能します。もし腎精が不足すれば、「腎虚(じんきょ)」という状態になり、不妊や閉経などの原因となります。
「腎虚」は簡単に言えば「老化」のことです。最近は男女問わず、若くても腎虚の方が多くみられます。 - 特徴
・いつも強い冷えを感じている
・耳鳴りやめまいがする
・睡眠時間が短い
・白髪が急激に増える
・トイレが近い
・生理周期が乱れる
・経血の量がすくない
・驚きやすく、不安感がある。
積極的にとりたい食材◎黒い色の食材
黒まめ、黒ごま、ひじき、黒きくらげ、うなぎ
◎ネバネバ食材
山芋、ナマコ、なめこ、オクラ、
◎コラーゲンたっぷり食材
牛すじ、手羽先、ふかひれ、豚足、スッポン
◎魚介類貝類(あわび、かき、ホタテ、あさり、しじみ)、いか、
◎ナッツ類
アーモンド、くるみ、はすの実
控えた方がよい食材
冷たい食べ物、牛乳、白砂糖、もち米気をつけたい事
●ストレス、過労は避けて
無理をすることはやめましょう。腎のパワーは夜寝ている間に蓄えられます。休養と睡眠の時間をしっかりとりましょう。
●腎を強化する食材を積極的に 「腎」を養う作用がある黒豆や黒ごまなど黒色の食材、山いもやオクラなど粘りのあるものは積極的に夕食にとると効果的です。みずみずしくハリのある肌やつやつやの髪を保つためにも、小魚のカルシウムやコラーゲンたっぷりのすじ肉、ナッツ類などもバランスよく食べましょう。食べたものがしっかりと消化・吸収されることでエネルギーが作られます。ですから胃腸のケアも重要になります。
●マッサージで下半身の血行をアップ
腎虚タイプの場合、翌日に疲れが残るほどの激しい運動は、かえって「腎」を消耗する可能性があります。自分の体力に合わせたエクササイズを選ぶことが大切です。
子宝温熱・子宝温灸とは
子宝温熱
遠赤外線を発する特殊な器械を使用し、身体に熱を注入する療法です。
子宝に関係のあるツボを中心に熱を注入していきます。
子宝に冷えは大敵、身体が冷えていると生理不順や自律神経、ホルモンバランスもみだれた状態に。さらに身体が冷えきった状態では卵胞もしっかり育たず成熟した卵ができません。低体温をしっかり改善して日頃の何となく調子悪い感じを吹き飛ばし心も身体も元気を取り戻しましょう。そして妊娠する力を着実に増やしましょう。
子宝温灸
温灸(おんきゅう)とは、経穴(つぼ)と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与える療法です。
子宝に必要なお腹のつぼ(妊娠三穴)を温灸で温めて子宮や卵巣の血流を良くし、また耳や「人迎(じんげい)」に温灸をすることで、自律神経を整えてリラックスする効果も期待出来ます。
最大5個の温灸器を順番に移動させて身体全身を温めていきます。
漢方商品のご紹介
当帰養血精
体が温まる漢方薬。つらい冷え・頭痛・生理痛に。
古来より「女性の宝」として重宝されてきた
「当帰」が、処方の約7割を占めます。(当帰1日配合量5.52g)
中医学では、女性の「健康と美容」は「血液の健康」と密接なかかわりがあると考えます。当帰養血精は、気血を補う生薬が、多数配合されていますので「血虚」の方に最適です。
血の巡りを良くし、血の量を豊かにして、体全体の機能を高め、冷え症・貧血など女性特有の諸症状に優れた効果を発揮します。
(※男女の別なくご使用頂けます。)
主成分の「当帰」 セリ科の多年草、トウキの根
血行不良、冷え症、血行障害などの症状に。
補血・強壮・鎮痛薬として婦人病などに使われます。
清心丸
日水清心丸は、中国の北宋時代の書物「太平恵民和剤局方」に収載されている「牛黄清心丸」が原典です。
「牛黄清心丸」は、長い年月をかけ処方が改良され、皇帝から庶民へ広く使われるようになりました。貴重で高価な牛黄をはじめ人参、当帰など各種生葉を配合し、金箔をほどこした丸剤です。中国の伝統的な製法を活かしながら近代的品質管理のもとで製造された医薬品です。
次の場合の滋養強壮:虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振。
日水清心丸は牛黄を主剤とした開孔通関剤に分類されます。
すなわち、孔(孔穴)を開くということで、お産の時にも使います。
当店スタッフも安産で元気な赤ちゃんを出産しました。
スタッフYの体験談
お産を終えて、まず1言「飲んで良かった清心丸」って感じです。陣痛が始って1丸、終わったらすぐに1丸、次の日に1丸ということでしたが、実は私は予定日より少し遅れていたためにすごく不安でたまらなかったんです。1週間前から気持ちを落ち着かせる意味で1/8丸を、そして陣痛が始ってから1/4丸を、痛みが増すごとに飲みました。“穴が開くチカラ”に母も驚いていました。無事元気な女の子を産むことができました。
結局、お産の前に1丸と半分を飲んでしまったので、終わってから半分と次の日1丸を飲んだのですが、これまたビックリで、産後もかなり調子良く5日で退院できました。
退院した後も授乳のため睡眠不足になりますが、つらい時に清心丸を飲んで頑張ることができました。
スタッフSの体験談
ポーンと見事に元気な男の子を出産いたしました。びっくり丸でおなじみの清心丸を飲んでお産にのぞんだおかげか、かなりの安産に終わりました。あまりに順調なお産だったので「久しぶりに良いお産だった」と病院でもちょっとしたウワサになったんです。これからお産を迎える方に清心丸をお勧めします。飲めばあなたも病院でちょっとしたヒーローになれるかも。
産後に1丸、翌日1丸を飲み、メキメキ体力が回復しました。そしてサッサと退院!ということで誰もが認める超安産でした。
その他にも、女性の周期を整える心強い味方があります。
オレンジ薬房の子宝漢方は、丁寧に心を込めてサポートいたします。
あなたの基礎体温は?
女性の身体はホルモンの影響を受けたリズムがあります。このリズムを把握することは自分自身の身体の状態を知る上でとても大切なことです。
基礎体温は女性の身体のバロメーターです。ぜひ毎朝の検温を習慣づけましょう。
基礎体温の測り方
朝起きたすぐに横になったままで測りましょう。
婦人体温計で舌下に入れて測り、記録を忘れずに。
何か気になることがあったら必ず体温表に書いておきましょう。
体温が上がらず一層のまま
通常は、基礎体温をつけていくと周期の前半より後半に体温が高くなります。その差は0.3〜0.6℃程度に。特に排卵後はプロゲステロンの働きで体温は上昇していきます。その上昇が見られないと無排卵の可能性があり、西洋医学では卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン血症などが原因と考えられます。ホルモンのバランスがくずれています。補腎、補血、活血が必要です。
高温期が長い
月経周期が24~26日型の人に低温期が10~12日と短いケースの場合は、高温期が長く、その分低温期が短い状態です。卵がちゃんと成熟していないことが考えられます。しかし、こういう場合でも、低温期、高温期がはっきり分かれる二層性の基礎体温で、超音波検査で排卵前後の卵胞の大きさが確認されていれば、あまり心配はありません。高温期が長くなったら妊娠している可能性があります。高温期が3 週間続いたら、妊娠判定検査薬を使ってみましょう。また、精神的なストレスや肉体疲労によって、妊娠していないのに高温期が長くなることがあります。しっかりと体を休めるようにし、冷えにも注意しましょう。
高温期が短い
排卵が起こっていても排卵後に卵巣にできた黄体がうまく働かないことがあります。これを黄体機能不全といい、高温期が9日以内の場合は可能性があります。またプロゲステロンに対する感受性の低い人も体温が上昇しない傾向があります。高温期が短いと、未成熟の排卵や黄体ホルモンの機能不全が考えられます。ですので、高温期が長い場合と同様に、早めの検査をおすすめします。
冷えが原因で体温が上がりにくい場合があります。気血が不足しているのでそれを補う事が大事です。
体温がバラバラではっきりしない
このようなグラフは、ストレスが多く自律神経が不安定な方にしばしばみられます。高プロラクチン血症(PRL)、月経前緊張症候群(PMS)、自律神経失調症などが考えられます。全体的に低温で、グラフがギザギザになっている時は、いわゆる無排卵です。原因として卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣(PCO)、高プロラクチン血症(PRL)などが考えられます。生活が不規則な人は、睡眠時間や体調、検温した時刻なども記入するようにしましょう。寝不足や疲れている時は体温が高くなったり、早く起きた時は体温が低くなったりします。肝気が乱れているため、体温も安定出来ません。肝気を整えてストレスを和らげる事が大切です。
生理のトラブル
体の不調の原因は、主にストレス、食の乱れ、不規則な睡眠などがあげられます。そんな毎日を積み重ねているうちに体へのダメージも徐々に進み何らかの症状として現れてきます。女性の場合は、生理のトラブルとしても実感される方が多いでしょう。生理は子宮の力を測るバロメーターになります。妊娠を希望される方は特に子宮の力が気になるところですよね。個人差はありますが、次のような状態には注意が必要です。
18才をすぎても生理がこない先天的なものと、今まできていたのになくなった状態を3ヶ月以上すごされている後天的な場合の2通りがあります。後天的な場合は女性ホルモンや卵巣、子宮のトラブルなどの原因が考えられます。また、ストレスなどにより起こる場合もあります。早めにご相談ください。
生理と生理のあいだが25日未満だったり逆に 39日以上ある場合を生理不順といいます。適切な期間で生理が来ない場合には、排卵が起こっていない可能性もあります。また生理不順は不妊の原因の1つでもあるので、おかしいな?と思う方はご相談ください。
生理中以外の期間に出血する場合は、うまく排卵が行われていなかったり子宮内膜症や子宮筋腫、その他の卵巣や子宮にトラブルがある可能性があります。また、経血の色も茶色いおりものだったり、色や量にも個人差があります。気になる方は、早めにご相談ください。
下腹部の重みなど、生理中は多少の違和感がありますが、それが立ってもいられず寝込んでしまうほどや貧血を引き起こすほどの場合は、子宮内膜症や子宮筋腫が原因の場合もあります。日常生活にも支障がでるようなら、早めにご相談ください。
生理前の黄体期に心や体にさまざまな症状がでて、生理がくると治まる場合を月経前症候群(PMS)といいます。症状には個人差がありますが、ホルモンバランスが悪い方は症状が強くでる場合が多いです。生理後でも症状が続くようであれば別の病気の可能性があります。早めにご相談ください。
子宮と卵巣のトラブル
妊娠するためにはとても大切な子宮と卵巣。病院での検査も大切ですが、自分の体の異変は自分で早く気づけるようになったほうがいいですよね。赤ちゃんがなかなか授からない原因とされる子宮・卵巣の病気を理解しておきましょう。
本来は子宮の内側にある子宮内膜が、子宮以外の周辺の組織で増殖してしまう病気のこと。卵管や卵巣近くにできてしまうと、排卵は正しく行われず不妊の原因に。30代以降の女性に多く、症状は激しい生理痛が特徴です。放っておくと卵巣に血液が溜まりチョコレートのう腫と呼ばれるものができるなどして、手術が必要になる事もあります。
子宮にできる良性のこぶ状の腫瘍のこと。症状としては、生理時の出血が増えたり、下腹部痛、腰痛、頻尿、便秘のほか、ひどくなると貧血を引き起こしたりもします。大きなこぶがあったり数が多いと、受精卵が着床しにくくなるので、不妊の原因になることもあります。治療は投薬のほか、ひどくなると手術をして腫瘍を取ることも行います。
卵巣内部に分泌液や粘液、脂肪などがたまっててきる良性の腫瘍のことですが、まれに悪性の場合もあるので、まずは検査が必要です。子宮内膜症が原因でできることもあります。大きくなってくると、下腹部が膨らんだりしこりを感じたり、痛みを伴ったりします。症状がひどい場合には手術をして卵巣ごと摘出します。
子宮の入り口である子宮頸部にできるがんのこと。セックスの経験がある女性ならだれでもなる可能性があり、初期はとくに自覚症状はありません。進行すると不正出血やおりものの量が増えたり、セックスのときの出血などが見られますが、そこまでいくと命にかかわることもあります。予防のためにも定期的な検診を受けるようにしましょう。
良性の卵巣のう腫に対して悪性のものが卵巣がんです。卵巣にできる腫瘍のうち1割弱は卵巣がんに変わることもあります。進行すると腹部に膨満感や痛みなどを伴います。40代から増えはじめ早期発見が難しい病気ですが、家族に経験者がいたり、妊娠・出産の経験がない女性に発症するリスクが多いと言われています。
病気ではないのですが・・・
卵子の老化が話題になっていますが、子宮も同様に老化していきます。年齢を重ねると子宮内膜がでこぼこになり、筋腫やポリープができやすくなります。すると受精卵が着床しずらい状態になります。子宮は筋肉でできているので、他の筋肉と同様に筋力も弱まります。すると妊娠する力が弱まることになります。漢方では少しでも老化を遅らす、もしくは若返らせるお手伝いをします。ママになるための準備には時間がががります。少しでも早くはじめて、−5才の子宮をめざしましょう。