answer:春になると、目がかすむ、乾く、なんとなく夕方の顔がどんより見える…そんな小さな違和感はありませんか?
漢方の世界では、春は「肝」をいたわる季節。そして「肝は目に開竅(かいきょう)す」と言われ、目の状態には、肝と腎のコンディションが映し出されていると考えます。
そんな春の養生に取り入れたいのが、薬膳の定番「枸杞子(くこし)」です。中医学で枸杞子は、肝や腎を補い、精血を養い、目をいたわる食材として古くから親しまれてきました。
枸杞子には、目の健康を意識する人に嬉しいカロテノイド(色素成分)の「ゼアキサンチン」や「ルテイン」を含み、現代の研究でもゼアキサンチンは、網膜の中心、黄斑部に良い影響を与える可能性が報告されています。
薬膳の知恵と栄養学、その両方が理にかなった食材だからこそ、美容と健康を大切にする女性の心を惹きつけるのでしょう。
さらに心をくすぐるのは、世界三大美女のひとりとされる「楊貴妃」は、若さと美しさのために、毎日欠かさず口にしていたという逸話まであります。
そんな物語に思いをめぐらせながら、朝の白湯やお茶に数粒、お粥にそっと添えるだけで、いつもの養生がどこか特別で愛おしい時間に感じます。
目安は1日に10〜20粒ほど。胃腸が弱い人は少量から始めるのがおすすめです。
目をいたわるひとさじの養生として、枸杞子を暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。


















