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Q:去年家庭菜園を始めたのですが、夏に畑仕事してたら熱中症で倒れてしまい隣の畑の方に助けられました。今年も菜園はやってますが、予防はどのようにしたらいいでしょうか?(50才・主婦)

2020.07.07

A:熱中症は体温が上昇しているにも拘わらず、体温を下げられなくて熱が体内ににこもってしまうことで起きます。症状はめまいや立ち眩み、筋肉の痙攣、大量の発汗、頭痛、吐き気、疲労感などで、重症になると意識障害や高体温で死にいたる場合もありますから、甘く見てはいけません。
体温を下げる重要な役割は「汗」が担っています。汗は皮膚から蒸発する時身体から熱を奪っていきますが、最近はエアコンの普及で快適な温度で暮らす人が増えたため、汗腺が減って汗をかけない人が多くなっています。こういう人は熱中症になりやすいのですね。ですから日頃から汗をかく訓練は大事です。それから今年はマスクの問題もあります。マスクは呼吸での熱発散が弱められるため呼吸器に熱が溜まりやすく、また喉が渇かないため発汗で水分不足になっても気付かない事があり、熱中症のリスクが高まります。ですからマスクは時々外して深呼吸しましょう。また、マスクを付けてのスポーツは肺にも負担がかかりますからご注意を。
さて以上のような注意点を踏まえた上で、予防法は水とミネラルの補給を忘れないこと。特にナトリウムやマグネシウムなどは重要です。また夏の食事はアッサリしたものが多くアミノ酸が不足しがちですからこれも忘れずに。そしてもしできれば熱中症に使う漢方薬などもご用意下さい。