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Q:この2〜3年身体がだるくて足がむくみ、夏でも寒くて汗をかきません。病院では軽い甲状腺機能低下だと言われましたが薬は出ていません。東洋医学での治療法はありますか? 43才・主婦

2019.06.10

A:甲状腺の病気では機能が亢進するバセドウ氏病と機能が低下する橋本病が有名ですね。両方とも女性に多い病気で原因は免疫機能の異常といわれていますが、詳しいメカニズムは判っていません。甲状腺機能低下では、疲れやすく元気がなくなる、身体が冷える、便秘やむくみ、めまいや食欲低下、白髪が増えるなど、甲状腺ホルモン量の減少に伴う症状が出ます。現代医学の治療法としては甲状腺ホルモン剤の投与ですが、相談者様の場合はお薬が出ていないので、まだ病気と診断するほどのホルモン量の減少は見られないのかもしれませんね。
こういう病気一歩手前の状態を東洋医学では「未病」と言い、この段階で手を打って病気になるのを防ぐ「治未病」が東洋医学の理想だとされています。つまり、今がチャンスなのです。
さて相談者様の身体の状態を東洋医学的に考えると、自然治癒力(免疫機能)の低下により「痰湿」という毒気(異常抗体)が身体に溜まり、陽気(甲状腺ホルモン)が阻害された結果、「腎虚」(元気が損なわれた状態)になったと見ます。治療法としてはまず「解毒」と「補腎」を行い、時に「助陽」という方法を用います…と書いても何のことが解りにくいと思いますので、ぜひ一度ご相談下さい。食事制限などについてもお話し致します。