A:子宮筋腫が遺伝する事は遺伝子的に証明されていません。なので遺伝する病気では無いというのが現在の一般的な考えです。しかし一族の中で子宮筋腫になる人の割合が多い家系というのは少なからず存在するようで、これは筋腫が遺伝したのでは無く、同族だと生活習慣や食事内容が似ているので「筋腫になりやすい体質」に似てきてしまうからだそうです。つまり、問題は体質なのですね。
体質という問題であれば、これは東洋医学の得意分野になります。何故かというと西洋医学には長い間「体質」が病気の原因になるという考えが無かったので、体質改善の方法が限定されているからです。逆に東洋医学は病気の原因の多くが体質にあるという考え方でしたから、その解決方法には様々な手法があるのですね。鍼灸・推拿・気功・温灸・養生そして漢方。このうちオレンジ薬房でご提案できるのは温灸(温熱療法)と漢方、そして養生としての食事指導です。
子宮筋腫に限らず、遺伝では無く体質がその大きな原因になっている病気というのは意外と多いのです。特に女性の場合は母親の影響が強く、似た体質になってしまう方も多いですね。しかし体質は変えられるというのが東洋医学の考え。不安や問題を抱え込まないで、ぜひ一度ご相談を。