本格的に寒くなってきました。冷え症の方にとってつらい季節ですね。
冷えは万病のもとといわれるようにさまざまな不調があらわれ、放っておくと病気の発症や悪化の原因にもなりえます。そして赤ちゃんを望んでいる方には特に冷えは大敵。体が冷えると血流が低下します。特に下腹部にある内蔵の血流が悪くなると子宮や卵巣の機能が低下し、ホルモンの分泌が鈍くなったり、着床しずらくなるなど妊娠に悪影響がでてきます。
そんな冷えを解消して赤ちゃんを迎える準備をしましょう。まずは冷えの原因はなにかを理解して、ご自身の体がどのような冷え性なのかをみてみましょう。
私たちの体には体温37℃前後を維持するための3つの機能があります。
1、 熱をつくる 基礎代謝によって熱をつくります。
冷えの原因:運動不足や食事量を減らすダイエットは十分な熱を作ることができず冷えてしまいます。
2、 熱を運ぶ 熱は血流によって全身に運ばれます。
冷えの原因:血行の悪い方は体の熱をすみずみまで運ぶことができず温かいところと冷たいところの偏りができるため冷え感じます。
3、熱を逃がす 体温を調節する機能です。
汗をかくことで余分な熱をさまして体温をコントロールします。
冷えの原因:この機能が過剰に働くと内蔵の熱まで奪い体温が下がってしまいます。
この3つのバランスがとれていると冷えを感じませんが、十分な熱が作れなかったり、すみずみまで熱が運べなかったり、熱を逃がしすぎたりと1つでも異常がおきると体は冷えてしまいます。
冷えの原因が1つの場合と複合している場合と人によってさまざまです。ただやみくもに温めても冷えの症状の緩和ができるとは限りません。よかれと思ってやっていたことが実は逆効果だったりということもあります。
冷え性にはおおまかに4つのタイプがあります。タイプ別に冷え対策も違ってきますので、自分のタイプにあわせて実践してみましょう。
冷え性の原因:熱を作れない、熱を運べない
食事量が少ない、ダイエットをしている、運動不足、基礎代謝量が低い
・ 緊張している神経をリラックさせる
交感神経が過剰に興奮しやすい方が多いので、緊張をゆるめてリラックスできる時間を確保しましょう。温かい飲み物をとりながらがオススメです
・ タンパク質をしっかりととる
エネルギー不足のため熱をつくることができません。菓子パンやジュースなどで食事を済ませていませんか?タンパク質とミネラルをしっかりとるように心がけましょう。
・ 有酸素運動をする
運動で代謝を上げて生みだす熱量を増やしましょう。はげしい運動する必要はなく手軽にできるウォーキングでもOK。意識して大股で歩けばさらに運動量アップできます。
・ 手足をあたためるより体幹をしっかりと温める
末端をいくら温めても冷えの改善にはつながりません。体の中心をしっかりと温めることでその熱を逃がすために手足の血管が開き、冷えが改善していきます。腹巻きとババシャツは必需品です。
冷え性の原因:熱が運べない
上半身はポカポカしてる、足や腰は冷えている、血行が悪い、瘀血体質
・ 手を大きくふって大股歩き
血行をよくするために歩くのなら、手を大きくふって大股で。ちょこちょこ小股では意味がありませんよ。
・ 年中保温を
冬だけではなく夏もしっかりと靴下をはいてください。エアコンの冷気は足元にたまります。
・ 湯船につかって血行促進
足湯だけでは、冷えの改善にはなりません。しっかりと湯船に全身つかることが大切です。湯船では、足の指マッサージをしてさらに血流を良くしましょう。
冷え性の原因:熱が逃げやすい
おなかばかり冷える、手は温かい、汗かき、になるまで食べる
・ 食べすぎ注意
副交感神経が優位になりやすいため、食欲が旺盛になります。食べすぎると汗をかいて熱がどんどん逃げいき内蔵は一向に温まりません。腹八分目と運動で自律神経のバランスを保ちましょう。
・ 運動をして発汗を正常に
体温調節や発汗のコントロールがむずかしくなっています。運動をして正常な発汗を促しましょう。
・ 手足の保温は常に
内蔵が冷えていると手足の冷えを感じにくい場合があります。熱がどんどん逃げていかないように、常に靴下をはき外出時は手袋をして出かけましょう。
・ 通気性のよい服を
汗をかきやすいためすぐに体が冷えてしまいます。服を着ながら体温調節ができるように通気性のよい素材がオススメです。
冷え性の原因:熱がつくれない
基礎代謝が低い、生活習慣が不規則、睡眠時間が足りていない、食事量が少ない
・ 規則正しい睡眠
決まった時間にベットに入り、しっかりと睡眠時間をとれば、基礎代謝があがってきます。毎日規則正しく送りましょう。
・ 運動で代謝をあげる
ほとんど運動しないで過ごしていると、自分が冷えていることにも気がつきません。熱をつくる工場である筋肉を増やすことで代謝があがってきます。
・ ストレスを解消
ストレスをため込むと自律神経が乱れやすくなります。それが冷えにつながります。リラックスする時間をつくったり、ストレス解消方法をみつけておくことが大切です。
・ 食事量を増やす
熱を作り出すためには原料となる食事をしっかりととらなくてはいけません。栄養のバランスはとれた食事をとりましょう。
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自分の冷えタイプがわからない方はせびご来店を。
専門のカウンセラーが対応いたします。
タイプ別の対策を試したけど、冷えが改善しない場合は、
漢方に頼るのも1つの方法です。お気軽にご相談くださいね。
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